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地球生命環境科学専攻

 地球環境を構成する大気圏、水圏、岩石圏、および生物圏の各圏の、過去、現在、未来にわたる成り立ちや変動と、それらの相互作用について、地球深部から宇宙までをフィールドとした教育研究を行い、学際的な知識と思考力を持った人材を育成する。具体的には、地球環境の中における、生命体の構造、行動、進化の多様性と、それをもたらす遺伝情報の伝達、発現、制御の機構に関する教育研究、これらから得られた知見を基礎として、有用物質の工業的生産を目指した遺伝子工学に関しての教育研究、さらには、生体機能と内外環境の関わりの解析や、化学的・生物的手法を用いた環境の保全・修復、地殻構造の変遷とそれを基とした自然災害の予測や、防災の技術に関した教育研究などを行い、各教育研究の分野間での交流も目指す。

  • 生体制御学
    [菊川 茂准教授]
     生物を取り巻く外部環境に対する生物体内部環境の恒常性維持や光応答について、遺伝子、細胞のレベルから個体レベルまで、包括的な視点に立って教育研究を行う。
  • 生命情報学
    [山田恭司教授、若杉達也教授、唐原一郎准教授、山本将之講師]
    高等植物における細胞分化・器官分化の分子機構について、また核および色素体のゲノム情報の伝達・発現機構について、さらに光やホルモン等の環境シグナルの受容・伝達機構について教育研究を行う。
  • 生体構造学
    [岩坪美兼教授、山崎裕治准教授、前川清人准教授]
    生物の発生、形態形成、構造特性、類縁関係、多様性、行動生態、進化等における諸過程を、特に生体構造を重視して比較研究を行うことにより解析し、その基本法則を明らかにするための教育研究を行う。
  • 防災科学
    [松浦知徳教授、渡邊 了准教授、安永数明教授、青木一真教授、島田 亙准教授、杉浦幸之助准教授]
    北陸地域は特殊な防災問題を抱えてる。特に、冬季の降積雪、冬季雷、高潮、活断層に起因する災害から都市機能や産業活動などの受ける障害を軽減するため、災害リスクの予測と大気圏、水圏、地圏で進行する自然界の大規模変動のメカニズムの研究を行う。それらを地域の問題解決に応用できる高い能力を持つ人材を育成する。
  • 地球構造学
    [酒井英男教授、竹内 章教授、楠本成寿准教授、川崎一雄助教]
    残留磁化や変動地形、といった地殻やマントルに残されている過去の環境指標を、地質・地球物理学的量の測定により読み解き、環境や構造、応力場・構造運動の復元とその変遷過程を明らかにする研究を行う。複雑系としての地球環境を左右する様々な要因とその相互作用を理解し、全体像を鳥瞰する能力を有する人材を育成する。
  • 環境化学計測
    [張 勁教授、上田 晃教授、丸茂克美教授、倉光英樹教授、波多宣子准教授、堀川恵司准教授]
    化学物質の分離や検出の基礎理論、水中の微量成分の分析方法や排水中の有害成分の除去方法の開発、微量成分、安定同位体等を用いた物質の起源や循環・分布、環境状態の変遷に関する教育研究を行う。
  • 生物機能
    [中村省吾教授、和田直也教授、横畑泰志准教授、田中大祐教授、蒲池浩之准教授、石井 博准教授]
    生態系の重要な構成要素である生物の働きについて分子から個体群レベルにわたる研究を行う。特に光、水、金属イオン、化学物質等の環境要因が生理的機能に及ぼす影響や、地球環境変動の影響、生物個体間のあるいは種間の相互作用等に関する教育研究を行う。
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